風邪を引くことは悪いこと？ - 薬剤師ほまれのブログ

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『風邪』について、タイトルの質問をもらったことをキッカケに、改めて、調べてみることにしました。

まずは定義から^ ^

◆風邪とは

風邪（かぜ、common cold, nasopharyngitis, rhinopharyngitis, acute coryza, a cold）とは、原因の80-90%がウイルスの上気道感染症で、主な影響は、鼻に現れる。喉、副鼻腔、喉頭も影響を受ける可能性がある。症状はたいてい感染後二日以内に発生する。

◆主な症状

症状としては、咳、咽頭痛、くしゃみ、鼻水、鼻閉、頭痛、発熱、嗄声などが現れる。患者の多くは回復まで大抵7-10日間を要し、一部の症状は3週間まで継続しうる。他に健康に問題がある患者は、肺炎に進行する可能性がある。

◆どれくらいの頻度でかかる？

成人は平均して年間2-3回の風邪に罹患し、児童ではそれ以上である。風邪に対してワクチンはない。最も一般的な予防法は、手洗いの実施、洗っていない手で目・鼻・口を触らない、病人と同じ空間に居ない事である。いくつかの根拠は、マスクの使用を支持している。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%A2%A8%E9%82%AA(Wikipediaより)

この辺までは、皆さん周知のことかと思いますので、それでは本題^ ^

◆◆風邪を引くことは悪いこと？◆◆

結論から言うと、わたしの考えはNOです！

最近、インターネットで【風邪】と検索すると、

“風邪を引けない時にすること！”

“風邪を早く治す方法”

“風邪をひかないように…”

というようなワードが目に入り、あたかも、

『風邪をひく＝悪いこと』のような印象を受けます。

ただ、あくまで、わたしは、『風邪＝悪』とは考えていませんので、解説していきますね^ ^

◆どんなときに風邪を引くのか？

風邪を引きやすいか、そうでないかの違いは、免疫力の強さであると言われています。

免疫力は栄養不足、睡眠不足、ストレスといったさまざまな要因で常に変化します。

『現代型免疫低下』という言葉もあるように、24時間社会と呼ばれる現代社会は、1日中どこかで活動が維持され、不規則な生活に陥りやすく、

いつも気にかけていても、知らず知らずに免疫が下がるような生活習慣になっていることも。

…このような、セルフチェックを通して、今の自分のことを知ることも大切です。

《免疫力セルフチェック》

●肉体的ストレスの多い生活、長時間労働

○一日中パソコンに向かう仕事

●運動不足

●睡眠不足、あるいは不規則

●精神的ストレスを抱えているひと

○抑うつの人、笑わない人

●栄養不良、栄養のバランスの悪い食事（野菜が少ないなど）

○アルコールの飲みすぎ

○たばこ

○早食い

○口腔内等の粘膜の乾燥（口を開けて呼吸しているひと）

○抗生物質や解熱鎮痛剤の飲みすぎ

○夏場に冷房の効いた部屋でばかり過ごしているひと

※●がある人は注意が必要です。

上記ような生活習慣で免疫力は低下します。　　