エシカル消費
“予防医療”を突き詰めていくと、『環境問題』に突き当たります。
結局、人間が使って、海に流したものが、私たちの食卓に戻ってくる。
〜参考〜
【海に流されたプラスティックゴミは、「食塩」に混じってわたしたちの食卓に戻ってくる】
世界各地の海塩16ブランドを調べたところ、15種類にマイクロプラスティック粒子が含まれていたことがわかった。甲殻類を好むヨーロッパの人々は、1年に最大1万1,000個のマイクロプラスティック粒子を食べている可能性があるとも推測されている。
https://wired.jp/2017/05/23/sullied-seasoning-seas-salts-come-with-a-dash-of-microplastics/
また、ある種の化学物質が生態系での食物連鎖を経て生物体内に濃縮され(生物濃縮)、人間への健康被害が発生する事例(水俣病など)も確認されています。
ここで、予防医療の観点からも、『エシカル消費』という価値観が、とても重要だと思ったので、紹介したいと思います。
◆エシカル消費ってなに?
「エシカル(ethical)」とは、「倫理的・道徳的」という意味で、「エシカル消費」とは、人や社会、環境に配慮したものやサービスを選んで消費することです。
一般社団法人エシカル協会 代表理事の末吉里花さんによると「『人と社会、地球環境、地域のことを考慮して作られたモノ』を購入・消費する」ことがエシカル消費だといいます。
◆消費は選択
消費者は日々の買い物を通じ、世界に影響を与えることができます。世界で起きている、さまざまな深刻な問題を「消費者として解決する」うえで、自分が与え得る影響について、しっかり考える必要があります。
貧困や人権問題、気候変動といった問題が世界中で「緊急の課題」となっています。これらは主として、先進国による大量生産、大量消費に端を発する問題なのです。先進国に暮らす人々の欲望を満たすために、途上国の社会的に立場の弱い生産者が搾取されたり、地球の再生能力よりもはるかに早く資源を使い、環境が破壊されたりしているのが現実です。
私たちが消費しているものやサービスの生産背景を知り、生産者の搾取を助長しないものを買ったり、環境負荷の低いものを買ったりするという行動を取ることは、それ自体が社会問題の解決への貢献なのです。
◆エシカル消費の具体例
❶人や社会に配慮した消費
・フェアトレード商品の購入
・授産施設などで作られた商品の購入
・寄付付き商品の購入
❷環境に配慮した消費
・エコ商品やリサイクル商品などの購入
・資源保護の認証がある商品の購入
・ゴミを減らす
・自然エネルギーの利用
❸地域に配慮した消費
・地産地消
・地元のお店や商店街で買い物をする
・被災地商品の購入
・伝統を大切にした商品
「いつ、どこで、誰が、なにを、どうやって」を知ることが、社会問題解決の第一歩!ということですね^ ^
エシカル消費とは、毎日何げ気なく行なっている消費の視点を少し変えるだけで、社会に変化を及ぼすことができる、最もシンプルで身近なアクション!
“環境に良いことはからだに良いこと^ ^“
是非、今までと少し視点を変えて、『消費』をしたいものです😊✨
〜参考文献〜
https://www.daiwahouse.com/sustainable/sustainable_journey/topics/ethical/