依存症と脳内報酬系
依存症と脳内報酬系
について調べていく中で目に止まった、
『人はなぜ依存症になるのか』
と、いう精神科医 松本俊彦先生のコラム。
人はなぜ依存症になるのでしょうか?
この問いに関して、これまでの臨床経験から感じてきたことが二つあります。
一つは、依存症患者さんの多くが、何らかの苦痛を抱えたり、現実生活で困難に遭遇したりしているということです。
もう一つは、依存対象物の多くが、これまでその人が抱えていたコンプレックスや生きづらさを解消し、弱点を補ってくれる作用を持っているということです。
これらのことは、依存症患者さんにとって、少なくともある時期まではアルコールや薬物を用いることにメリットがあったことを示唆します。
いいかえれば、アルコールや薬物は、いわば「松葉杖」となって彼らの生きづらさを補い、助けてくれていた可能性があるのです。
ですから、これらを手放すことは、彼らにとって文字通り「松葉杖」を失うことであり、これまで目を背けてきた生きづらさと直面することになります。
つまり、依存症と一括されている行動は、苦痛を一時的に緩和し、生き延びようとするなかで生じるものなのです。
私たち専門家が肝に銘じておくべきなのは、依存症からの回復支援とは、アルコールや薬物といった「モノ」の排除ではなく、痛みを抱える「ヒト」の支援であるということなのです。(一部抜粋)
↓以下全文
https://www.nhk.or.jp/heart-net/izonsho/about/abt05.html
このコラムを読み、薬剤師として、よりもっと前に、ヒトとして、相手を“正しく”理解すること、
大切な人を守るために、しっかり学び、事実を見るチカラを身に付けていくこと、
の重要性を感じました。
自分の知識や言葉で救える命がある。
上記のコラムは、こちらの中で紹介されています。
とても重要で、学ぶことが多いので、明日もこの中から、『回復』についてご紹介したいと思います^ ^
『NHKハートネット福祉情報総合サイト』